「余呉の羽衣伝説」を能に! 作品の見どころ、まるわかり!
県立文化産業交流会館(米原市)では、県北部の湖北地域の魅力を、舞台を通じて知ってもらおうと、8月11日に「湖北百景-羽衣舞う余呉(よご)」と題した能の公演を予定しています。現在の長浜市余呉町に伝わる「羽衣伝説」を組み込んだ能を制作し、能楽組曲「余呉」として披露します。それに先立ち、6月8日に「長栄座をさらに楽しむプレ企画」を開催します。
とはいえ、「能の鑑賞ってどうすれば良いの?」「羽衣伝説って何?」「能楽組曲とは?」と二の足を踏む方もいらっしゃるでしょう。そんな方が能に親しむ橋渡しをする「プレ企画」です。
日時
令和7年6月8日(日)14:00開始
会場
練習室1(1階)
講師
小林昌廣(滋賀県立文化産業交流会館舞台芸術アドバイザー)
1959年東京生まれ。医学と哲学と芸術を三つの頂点とする三角形の中心に「身体」をすえて、独特の身体論を展開。医学史・医療人類学から見た身体、古典芸能(歌舞伎、文楽、能楽、落語)から見た身体、そして現代思想とくに表象文化論から見た身体などについて横断的に考察している。各地で歌舞伎や落語に関する市民講座や公開講座などを行なっている。2023年度より当館の古典芸能分野に関する舞台芸術アドバイザーに着任。2024~26年度までの芝居小屋「長栄座」公演「湖北百景」の監修・演出を務める。前・IAMAS(情報科学芸術大学院大学)教授。一般財団法人「日々の哲学」代表理事。
田茂井廣道(観世流能楽師シテ方)
能楽シテ方観世流能楽師。準職分。 昭和45年生。幼少より河村晴夫師、長じて十三世林喜右衛門師に師事。3歳にて初舞台。平成10年に林喜右衛門師より独立を許される。平成17年11月に大曲《道成寺》、令和5年4月に《安宅 勧進帳》を披(ひら)くなど、能の上演多数。平成26年3月、兵庫県豊岡市の豊岡市民プラザにおいて、新作能《田道間守(たじまもり)》の製作、脚本を担当する。京都・三田・東京にて社中の会「碧道会」を主宰する。中国・米国・オランダ・ベルギー・フランス・カナダ・オーストリア・スイス・英国・ギ リシャ等、海外公演に参加多数。平成17年度より京都芸術センター主催の素謡の会『義経を謡ふ』『百花謡乱』『木謡日の 世阿弥』『源氏の恋模謡』『寧楽逍謡』『一調二機三声』『謡の旅路』『平家を謡ふ』『ようこそ、観阿弥さん』『世謡の春』『宙にただよう恋』『世うつしの鏡』『うたいろあはせ』のナビゲーター(紹介者)を勤める。能の普及に微力ながらも一助となるよう活動している。
入場料
無料(要事前申し込み)
いずれかでお申し込みください。
- 下記申込フォームにて
- 電話(0749-52-5111)にて
※お名前と電話番号をお知らせください。
※お申込に際してご提供いただいた個人情報は、公益財団法人びわ湖芸術文化財団の個人情報保護規程により管理いたします。
※申込締切は講座の前日までの予定ですが、申込多数の場合はお断りする場合があります。ご了承ください。