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令和3年度事業方針(令和3年4月1日現在) | 滋賀県立文化産業交流会館

滋賀県北部の芸術文化活動の拠点を担ってきた文化産業交流会館は、令和3年度に開館33年目を迎え、また財団が統合(びわ湖ホールとの2館体制)して5年目となる。

湖北地域の歴史的特性を活かした特設舞台「長栄座」に代表される古典芸能事業は令和3年度で10周年を迎える。これまで培ってきたノウハウを活用し「夏のフェスティバル」として実施し、当会館が古典芸能事業に注力する劇場であることを県内外に発信する。また、びわ湖ホール声楽アンサンブルが出演するコンサート等を実施し、邦楽・邦舞と洋楽の双方の舞台芸術を年間通じて幅広い世代の方に堪能していただける事業展開を図る。

イベントホール(収容人数約2000人)では、多目的に利用可能な機能を活かし、「長栄座」事業等の独自性を発揮できる公演を行うとともに、次代を担う子どもたちの創造力を育むミュージカルの制作上演を行う。

小劇場(収容約200人)では、滋賀ゆかりの新進アーティストなどの支援を目的とするコンサートをシリーズ企画として実施する。また、人材育成のための邦楽実演家の養成事業や舞台芸術に関わるアートマネジメント講座を行う。

さらに、産業分野をはじめとする多様な人との情報交換会、モノづくり商談会および伝統産業展を実施する。また、誰もが身近に舞台芸術公演等に親しんでいただけるよう引き続き動画配信を行う。なお、今年度から公益財団法人平和堂財団から「鳩の音楽会」をはじめとする次世代事業を受託し制作する。

事業経営においては、国、公益法人、民間等の補助金や文化基金の獲得とともに、新幹線米原駅から徒歩7分に立地する多目的ホールであることをさらに周知し、イベントホールでの産業フェアや展示会等、様々な利用を促進する。併せて、新型コロナウイルス感染症予防対策によりイベントホール、小劇場に配信システムを整備したことなどをPRし、施設の稼働率と収入の向上を図る。また、舞台芸術公演等を自宅にいながら視聴していただける環境整備を行う。

 

令和3年度事業の概要

(1)自主事業

滋賀県文化振興基本方針を具現化するため、以下の7つの目標に向かってびわ湖ホールと連携のもと、2館の役割を明確にしながら各種事業に取り組む。

ア.古典芸能を次世代に

10周年を迎える「長栄座」事業は、文化庁「劇場・音楽堂等機能強化推進事業」からの助成金を活用し、舞台芸術アドバイザー等専門家の監修による邦楽・邦舞の自主制作公演を行う。令和3年度から新しい演出家を迎え、他の分野とのコラボレーションも行い、質が高く親しみやすい作品を制作する。
また、芝居小屋「長栄座」を「夏のフェスティバル」としてイベントホール内に設営し、幕開けは自主制作公演を2日間、平日には、夏休み企画として子どもを対象とした古典芸能の一日体験教室やその講師による公演、最終日には、びわ湖ホール声楽アンサンブルによる「美しい日本のうた」公演でフィナーレを締めくくり、和の文化の魅力を県内外に発信する。

イ.子ども・青少年の健全な育成のために

子どもたちに古典芸能に興味を持ってもらうための「古典芸能キッズワークショップ」を行うとともに、キッズワークショップの箏部門を修了した子どもたちを対象に、演奏技術の向上を図る「箏曲ジュニア・アンサンブル」(令和元年度新設)を継続する。
また、子どもや若者が、互いを認め合いコミュニケーション能力を身につけながら、舞台創作活動に参加する「滋賀県次世代育成ユースシアター事業」は、舞台芸術を通じた健全な育成と交流により文化芸術の向上を図る。さらに、令和3年度から邦楽の若手演奏家を小中学校へ派遣する「和のじかん」、特別支援学校へアーティストを派遣する「アートのじかん」として実施する。

ウ.新進アーティストの飛躍のために

「邦楽専門実演家養成事業」は、今後も「長栄座」事業を支える実演家の養成事業としての機能を継続しながら、より高い水準の邦楽を中心とした演奏団体「(仮称)ぶんさん邦楽アンサンブル」へ飛躍していくために内容の見直しを図る。
「びわ湖ミュージックハーベスト」(共催)、「びわ湖ミュージックフォレスト」、「オーチャードコンサート」の3事業は、世界に向けて挑戦する滋賀ゆかりの新進アーティストの支援のために有機的に関連づけられたクラシック演奏家の育成プログラムとする。「鳩の音楽会」(共催)とともに、公益財団法人平和堂財団および株式会社しがぎん経済文化センターとの協働により内容の充実を図り、新進アーティストを育成支援する。

エ.文化芸術による共生社会実現のために

滋賀県障害者文化芸術活動推進計画のもと、イベントホールの特性を活かしながら障がいの有無にかかわらず、誰もが楽しんでいただける吹奏楽の演奏会やオーケストラと声楽アンサンブルによる0歳児からのコンサートを制作実施する。

オ.2館の統合の優位性を発揮

財団統合のメリットを活かし、びわ湖ホール声楽アンサンブルが出演する「近江の春びわ湖クラシック音楽祭2021米原公演」「美しい日本の歌」「定期公演米原公演」「0歳児からのコンサート」などを計画的に進めながら顧客創出を促進する。

カ.施設の特性を活かした多様な舞台芸術を恒常的に

舞台芸術公演の実施にあたっては、古典芸能や声楽に加えてポピュラー音楽コンサート等、他の分野も充実させることで多様なニーズに応えられるラインアップとする。
イベントホールでは、可動式椅子の特性を活かし、客席の半面を舞台のアクティングエリアとして使用するマーチングバンドの祭典「フィールドアート」やバリアフリー型の公演など多彩なジャンルの催物をバランスよく計画し、公演を楽しむヴァリエーションを拡充する。小劇場では、室内楽を中心としたコンサートやパフォーマンス公演を行う。また、文化教室では、各種講座をびわこ文化センターへ委託し実施する。

キ.産業分野との連携

公益財団法人滋賀県産業支援プラザ、文化・経済フォーラム滋賀と協働し、産業分野をはじめ多様な人との情報交換・交流を図る「ビジネスカフェ in 文化産業交流会館」、イベントホールにおいて、公益財団法人滋賀県産業支援プラザと共催で滋賀・岐阜・三重の3県合同の「モノづくり商談会」を開催する。また新たにロビーにおいて、公益社団法人びわこビジターズビューローの協力を得て、滋賀の観光情報を提供するコーナーを設ける。その他、芝居小屋「長栄座」夏のフェスティバルに併せて「近江のあたらしい伝統産業展」を実施する。

(2)広報

ア.広報営業活動

情報誌「湖響」(年4回)への記事掲載や県北部に有力な中日新聞への寄稿(月2回)、ホームページおよびSNSによる情報発信、県北部、福井県、岐阜県エリアを含む新聞・放送局へ資料提供や各社に出向いての事業説明、新聞・雑誌・情報誌や事業協力名義等を得てテレビ・ラジオ等による広報を行う。制作色の濃い事業については、報道関係者を招き会館内で記者会見や記者懇談会を行う。また、引き続きダイレクトメールの送付やメールマガジンを配信する。
さらに、びわ湖ホール友の会会員特典のご招待公演として、文化産業交流会館公演も組み入れるなど、びわ湖ホール、地域創造部を一体的にとらえ、それぞれの営業機会を相互に利用する効果的な営業活動を行う。

イ.チケット販売

インターネットによるチケット販売をはじめ、団体販売やこれまでに蓄積した顧客リスト等を活用しながら、効果的な販売活動を行い、入場料収入の増加や顧客の拡大に努めるとともに、連続公演の割引制度、クレジットカード決済の導入や電子マネーへの対応を検討する。
また、びわ湖ホールチケットセンターでの販売、専用のチラシラックの設置、ダイレクトメールの一括発送等を2館で協力しながら、チケットの販売促進に努める。

ウ.アートフレンド(Eメール会員)

インターネットによるチケット販売や公演アンケート等でメールでの情報提供を許可いただいた方へ、定期的にチケット販売や公演についてのトピックスを配信する。

エ.施設利用促進

新型コロナウイルス感染症予防対策にかかるイベントホール、小劇場の配信システムの整備や練習室、会議室等の空気清浄器の設置などのPRを行い、新規顧客の開拓やリピーターの確保等、施設の利用促進を図る。

 

(3)施設の提供

多様な方々が利用する公共施設としてユニバーサルデザインの視点に立ち、利用者の安全確保を最優先として、人に優しく環境に配慮した効率的な管理運営を行う。利用団体や貸館利用者へのアンケートによる満足度調査、ご意見箱の設置、さらに対話により、利用者の意見・要望を把握し、業務改善に努める。
新型コロナウイルス感染症予防対策として要所に設置したサーモグラフィーカメラや空気清浄機、手指消毒液、飛沫遮断アクリルボード等により、安心安全な施設環境を提供する。
また、SOHO施設全区画(室)の空調設備改修や全館トイレ洋式化改修、ホール映像配信等システム整備の各工事を滋賀県から受託し、それぞれ冷暖復旧に加え換気機能の強化、清潔で快適なトイレ、インターネット利用要望等への対応といった新型コロナウイルス感染症対策と利便性向上に努め、施設利用者へのPRに注力し利用促進を図る。

 

(4)管理運営

効率的な施設運営に努めるとともに、法令に基づいた適正で安全な管理と質の高いサービスの提供を行う。
また、施設が老朽化する中で、利用者ニーズに合わせた効果的な改修ができるように県に要望し、安心安全な施設管理に努める。

ア.会館管理運営

舞台技術、施設管理面で経験豊かな人材を配置し、文化施設としての機能はもとより産業展示等にも対応したフレキシブルな管理と技術提供を行う。会館の利用者には、技術的側面から催事の進行を支援し、専門スタッフが要望に応じた細やかな舞台技術を提供する。
災害発生時または発生の恐れがある場合には、防災体制をとり、関係機関への情報提供と協力依頼を行い、利用者の安全確保に努める。
消防訓練は、年2回実施し、消防設備の取り扱いや通報、避難誘導が的確に実施できるよう職員教育を行う。

イ.人材育成

職員の意識改革と資質の向上を図ることを目的に、びわ湖ホールと連携しながら職場研修、自己啓発研修、職場外研修の3つの視点から職員研修を継続的かつ発展的に実施する。さらに舞台技術の研修や、公益法人に関する実務研修、会計研修等に参加し、専門的知識の習得に努める。

 

令和3年度自主事業

令和3年度自主事業一覧(4月1日現在) 滋賀県立文化産業交流会館(PDF 301KB)

令和3年度自主事業カレンダー(4月1日現在) 滋賀県立文化産業交流会館(PDF 100KB)

令和3年度事業方針(令和3年4月1日現在)

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